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  • 執筆者の写真TayuPanda

自主ゼミで広島平和記念資料館見学、広島大学の学生との対話を行いました。戦後77年、ロシアとウクライナとの戦争。このようなときだからこそ、平和とは、何が戦争をおこさせたのかについて向き合わなければ。

大学のHPで紹介された記事です。=========================


自主企画ゼミ「ヒロシマで考える戦争と原子力」広島でフィールドワークを実施

 自主企画ゼミナール※「ヒロシマで考える戦争と原子力」では、若い世代が戦争を伝えていくことの大切さやその意味を理解すること、戦争を深く知ることを目的とし、日本からの視点だけではなく、他の当事国からの視点も理解し、対話的な歴史学修のあり方を探求しています。 そこで、理解を深めるために自主ゼミ受講生9名と花田太平外国語学部准教授、半田タユ美氏(障がい学生支援課)が6月18日~19日の1泊2日で広島市を訪れ、フィールドワークを行いました。

 フィールドワークの様子は以下をご確認ください。


◆1日目(6月18日)    1日目は原爆ドーム、広島平和記念資料館を訪れました。事前に原爆ドームや平和記念資料館について文献研究を行いましたが、実際に実物を見ると印象が異なり興味深かったです。そして、平和記念資料館に入り、各個人で見学しました。この平和記念資料館には東館と本館があり、中でも本館には当時の被爆者の遺物や写真が展示されていました。展示された被爆者の中には若い兵士や建物疎開で被爆した小学生から中学生ぐらいまでの子供たちも多く、同世代の子たちが無差別に原爆で亡くなったという事実に胸が痛みました。その後、ピースボランティアの方による平和記念公園内の慰霊碑の解説に参加しました。亡くなったすべての被爆者の方々を慰めるものや核兵器を世界からなくすために平和を祈る願いが込められたものなど数々の慰霊碑がありました。平和記念資料館や公園に、海外の観光客の方が多く訪れていたことも印象に残りました。日本人の私たちだけではなく、世界の人びとにも広島の原爆ドーム、平和記念資料館、平和記念公園を通して核兵器と戦争の恐ろしさ、平和の尊さを感じてほしいと思った1日でした。

◆2日目(6月19日)   2日目は広島大学永山博之教授のゼミ学生たちと対話をしました。私たちがこれまで授業で立てた複数の問いについて彼らと一緒に考えました。初対面だったので、最初は緊張した雰囲気で始まりましたが、対話が進んでいくごとに学生同士の対話が盛り上がりました。彼らが学んでいる分野が安全保障や国際政治だったので、今までふれてこなかったことを多く学びました。また、普段のゼミとは違った視点での意見が多くあり、意義を感じました。対話が終わった後は皆でお好み焼きを食べながら談笑しました。こうした他大学の学生との対話は貴重な体験だと思いました。  今回、広島フィールドワークに参加できなかった学生は、東京大空襲についてのフィールドワークを企画し、東京にある3つの資料館を訪れました。広島の原爆記念資料館と比較し、資料の少なさや展示の仕方の違いに、「同じ戦争によって起きたことで被害者の数も膨大なのに広島や長崎は原爆、沖縄は現地戦などと戦争の中で異常であったことが取り上げられがちですが、まず空襲がある事が異常でありどれも取り上げられるべきで忘れてはならないものだと思いました」と感想を寄せてくれました。 今回のフィールドワークの体験を通して、更に各個人の問い、全体の問いが深まったと感じます。大学のキャンパスだけで学ぶのではなく、実際に現地に行って学んだことをアウトプットし、また考え方が変わることができることはフィールドワークの良いところだと思います。今回のフィールドワークではとても濃い時間を過ごせました。残りの調査報告書と調査報告会に向けて自主企画ゼミ学生一同取り組んでいこうと思います。


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